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中国餃子問題 崩壊したコープ神話 [ビジネス一般]

すでに事件の概要はご存じだと思いますので,それは省略します。詳しい経緯をお知りになりたい方は,こちらでご確認下さい。
【Google 】http://news.google.co.jp/news?sourceid=navclient&hl=ja&rls=GFRC%2CGFRC%3A2007-02%2CGFRC%3Aja&um=1&resnum=1&ct=title&q=%E5%86%B7%E5%87%8D%E9%A4%83%E5%AD%90

被害に遭われた方にはお見舞いを申し上げますし,輸入元の企業は安全対策について責任を問われるべきでしょう。ただ,今回は事件そのものもそうなのですが,事件発生から公表まで,これほど時間がかかったことがまず重大な問題です。新聞でも指摘されていますが,発生から1ヶ月間何も消費者に伝えていたかったこと(伝えられていたかったこと)はもっと深刻に考えるべきです。最悪の場合,もっと被害が拡大していたかもしれないからです。
中国新聞】http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801310099.html

さらに問題なのは,販売店であるコープ(生協)です。最近産経新聞が記者会見や裁判記録などを,抜き出しではなく全文紹介してくれています。その内容を詳しく見ていくと,とんでもないことを言っています。とくにこの部分です。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080130/crm0801302014038-n3.htm

つまり過去にも農薬の残留を発見しているのですが,「よくあること」「検査機の精度が高いから」という発言をしています。これを見る限りでは,どうも餃子以外でもたくさん農薬の残留を見つけているようですが,基準値以下だから問題なしとことのようです。

これが他のスーパーであれば私はそれほど問題視しません。もちろん残留農薬がないことがベストなのかもしれませんが,今の時代,ある程度はしかたがない部分があります。とくに近年強まる低価格志向の副作用が,このようになって出てくることはある程度予想できます。だからこそ「基準」が作られ,その範囲を守ろうとするわけですから。

しかし生協のコンセプトは「安心のお届け」です。その安心のために,消費者はプレミアムを払っているわけです。それがこの程度の認識とは,許されるものではありません。

それにコープでは,すでに食の安全性を脅かす事件に関与しています。既にお忘れの方も多いかもしれませんが,一連の偽装発覚の口火を切ったミートホープ社の偽装コロッケ問題。この販売先の1つがコープでした。事件の構造は今回とまったく同じで,安全や品質の管理をほぼメーカーに丸投げで,自身のチェック機能はほとんど働いていなかったことが暴露されたわけです。

つまり「安全」を謳っているコープも,内実は一般的なスーパーと変わらなかった(ひょっとすると,もっと低レベルだった)のかもしれません。これこそ偽装なのではないでしょうか。

コープが作り上げてきた安全・安心の「神話」。これだけ短期間に,それもまったく同じような構造で問題を引き起こしてしまったことにより,完全に崩壊したように思います。


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